意識強度検測点(2):自主意識領域

元吾氏

 

 

1章では自動意識と自主意識の違いを説明しました。この章では自主意識に焦点をあてて解説します。

 

自主意識には初期値があります。それぞれの初期値は、個々の輪廻計画によって設定されており、輪廻から脱出しないように低く設定されています。

輪廻から脱出するには、自主意識を高くする努力がかなり必要です。少なくとも自動意識に対して自主意識の割合が90%以上にならなければなりません。

 

これから自主意識を17項目にわたって説明し、どのようにすれば自主意識が高くなるかをお話しします。

 

また、説明の最後にそれぞれの能力の「平均値」を載せてあります。この数値が高いほどロボット意識を逆転させることが、より強力に出来ます。

初期値設定の最高値は80〜90%。最低値は40%で、それ以下は催眠輪廻ゲームのルール違反として設定不可になっています。

 

目次

 

  1. コアエネルギー発揮能力
  2. 柔軟なスイッチ能力
  3. 冷静な処理能力
  4. 挫折対応能力
  5. 惑溺から抜け出す能力
  6. 他者への共感能力
  7. 静かに一人を楽しむ能力
  8. 自己解放能力
  9. 独立思考能力
  10. 1マクロ観察能力
  11. ミクロ観察能力
  12. 自己修正能力
  13. 直感的な感受能力
  14. 人を尊重する能力
  15. 複合体のコラボレーション能力
  16. 情報処理能力
  17. 情報フィルタリング能力

 

1、コアエネルギー発揮能力

複合体*からのエネルギーの発揮率。

意識のエネルギーで体力のエネルギーと似ている)

*複合体:人間の身体には肉体を含め12個の霊体があり、一般には潜在意識と言われている

 

エネルギーは意欲です。何かに対して意欲が強いとエネルギーの発揮率が高いといえます。常に様々なものに興味や好奇心を持ち、意欲的に取り組もうとする意識です。

 

逆に発揮率が低いというのは、何に対しても意欲を持てずにいることです。

しかし、行動的ではつらつとした状態だけがエネルギーを発揮しているというわけではなく、静かに自分の内面を見つめ、意欲的に魂について探求している場合もあります。

 

不登校でひきこもっている子どもは、一見すると意欲がないように見えますが、例えば絵画に対して強い興味と意欲を持ち、家の中で絵を描くことに取り組んでいれば、エネルギーを高く発揮しているといえます。

 

平均値40〜60%

 

2、柔軟なスイッチ能力

様々な状況において自動意識で自動的または機械的に反応するのではなく、自主意識で柔軟に切り替える能力、および複数の状況に同時に対応出来る能力。

 

例えば、「批判される→反発する」という自動意識のプログラミングをされていたら、自動的に反発してしまい、柔軟な対応に切り替えられません。

しかし自主意識が強い場合、柔軟に意識を切り替えて何故批判をされたのか自己を顧みたり、俯瞰することが出来ます。

 

また、逆に褒められたとしましょう。自動意識で「褒められる→喜ぶ」という感情のインプットがされていた場合、自動的に喜びの感情が湧きます。

しかし自主意識が強ければ、なぜ褒められたのか相手の心理を読み解き、利用目的の不自然な褒め方ではないか?など客観的に分析することが出来ます。

 

このように、自主意識が強ければ自動的に反応せず、客観的に見て分析し柔軟な切り替えが出来ます。批判されても反発せず、褒められても舞い上がらず、どちらとも冷静に判断をすることが出来、翻弄されません。

 

平均値30-70%

 

 

3、冷静な処理能力

複雑な状況に直面した場合、外部からの干渉を排除し、冷静に対処できる能力。

 

例えば、遺産相続で兄弟3人の考えに喰違いが起き、さらにそれぞれの配偶者の意見も加わり複雑な状況になったとします。

 

それに加え、当事者以外の親戚や友人が意見をしたり、アドバイスと称した干渉をされると、さらに混乱を拡大してしまうことはよくある事です。兄弟で大喧嘩をし、その後疎遠になってしまったり、最悪の場合は殺人事件にもなりかねません

 

自主意識が強ければ、内部の複雑な意識と外部の干渉に引っ張られず、冷静に全体像を見て、キーポイントを取ることにより解決策を容易に見出すことが出来ます。

 

平均値30-70%

 

 

4、挫折対応能力

 

挫折した際、自暴自棄にならずにそこから学んでいき、更に強くなる能力。

 

自主意識が強ければ、挫折から学び勇気を出すことができます。

七転び八起き精神で打たれ強くもなります。

 

自主意識が弱いと、挫折から学ばず同じ失敗を何度も繰り返し、さらに落ち込み果ては自分自身をあきらめてしまうことになったりもします。

 

平均値30-80%

 

5、惑溺から抜け出す能力

何かに耽ることから逃れること、習癖を避けること、または取り除くことが出来る能力。

 

ドラッグ・アルコール・ギャンブル・恋愛・買い物などに溺れてしまった後、抜け出すことが容易でないことが多々あります。

そこに浸っていることに満足しており、抜け出したくない場合もありますが、もしこれから抜け出したいと思う時に自主意識の強さが必要となります。

 

自主意識が弱いと習癖になってしまい、抜け出せない状態から脱却することが簡単には出来なくなります。自分事で終わればまだ良いのですが、例えば分かれた恋人を忘れられずにストーカーになり、果ては事件を起こしたりすることもあるでしょう。自主意識が強ければ習癖とならず、即座に中毒性のあるものを断ち切ることが出来ます。

 

平均値30-60%

 

 

6、他者への共感能力

他人に対し共感・理解できる能力。

 

自主意識が高い人は他人を理解し共感できます。そのような人は他者に対し、いじめやハラスメントなどの行為はしないでしょう。

 

自動意識のプログラミングは、この能力を低く設定しています。その為、他者の気持ちが分からず自分本位のものの見方をし、人間関係をうまく築くことが難しくなってしまいます。

 

逆に共感能力が高すぎる場合も危険です。感受性が強くなりすぎて、他者のことを必要以上に思いすぎ、ストレスで自身を追い込んでしまうことにもなりかねません

 

平均値40-70%。

 

 

7、静かに一人を楽しむ能力

自動意識を手放して、内面向きに思索する能力。

 

自主意識の数値が低ければ、一人で静かにいられず退屈し何かしたいと思うでしょう。

多くの人は短時間でも落ち着かず、一人で瞑想することができず、外部からの刺激を求める習慣があります。

 

自主意識を高めると、一人静かに自分の内にある声を聴くことが出来るようになります。その内なる声が本来の自分自身であり、コントロールされていない自由な意識です。

 

平均値20-80%

 

 

8、自己解放能力

ストレスや意識の束縛などから自分の意識を開放する能力。

 

ストレスで自身を失いかけても、普段の真の自分に戻れる能力です。

数値が高いと自己開放能力が高く、意識状態を調整でき、ストレスに容易に耐えられます。数値が低いと自己開放能力が低く、意識が縛られたままになってしまいストレスに耐える力が弱くなります。

 

自身の解放の仕方が分かる人はそれを楽しみ、ストレスを発散、軽減させることが出来ます。(例えば、散歩、瞑想、ダンス、歌唱、友達とのおしゃべり等)

 

開放が出来ない人はストレスを軽減出来ず、意識の束縛に長く苦しむ結果となります。

自分が本当にやりたいこと、好きな事、それをやると気持ちが軽くなり楽しくなることを見つけておくことが大事です。

 

平均値20-80%

 

 

9、独立思考能力

外部情報の影響を受けずに、一人で思考が出来る能力。

 

自主意識では、独立思考能力が高く、自身で意思決定が容易に出来ます。周りの人の意見を聞いて参考にしたりしますが、それらに左右されません。

 

数値が低いと、独立思考能力が低く、自身では意思決定が出来ずに周りの人に頼る傾向があります。親や年配の人の意見を参考にする程度なら良いのですが、カウンセラーや占い師、宗教における指導者などに意見を求め、たくさんの意見に惑わされ余計に混乱を招く事態になったりもします。

 

平均値20-70%

 

 

10、マクロ観察能力

大局的な視点や俯瞰的な視点、全体像の観察能力。

 

全体的な観点から状況を観察し、同時に自分の場所を見つけることが出来る能力です。

例えば、家の購入を考えた時、機能・間取り・材質など細かい視点で観察します。しかし細かい部分ばかりにとらわれず、意識を高みに持っていき全体像を広く見、不動産マーケット状況、今が買い時であるかなどマクロに観察できます。

 

平均値30-60%

 

 

11、ミクロ観察能力

局地的な視点にたち、細やかな観察能力。

 

状況をより詳細に観察し、問題のキーポイントを見つけることが出来る能力です。

例えば、家の購入を考えた時、全体の不動産マーケット状況、今が買い時であるかなどをマクロに観察します。しかし全体像の視点だけに引っ張られず意識を自主的に細かい部分にも潜らせ深く見ます。家の機能・間取り・材質など問題点やコスパなどのキーポインをミクロに観察出来ます。

 

平均値40-70%

 

 

12、自己修正能力

自身の問題を発見し、タイムリーかつ効果的に調整出来る能力。意識の慣性の継続的な影響を自覚できる能力。

 

例えば、ドラッグ等に執着し自己を見失っていた人が、徐々に愚かさに気づき始め、ドラッグを止めようと試みるとします。その時にどのようにドラッグを止めるのが最短で効果的であるかを考えることが出来る能力です。

 

また、慣性によってブレーキをかけてもすぐにドラッグを止めることは出来ません。完全に慣性がなくなるまでの継続的な影響が自覚でき、途中で諦めずにドラッグを断つ方向に向かって行こうとする能力です。

 

ドラッグの他にも宗教や親などの洗脳から脱出する場合も同じです。

 

平均値20-70%

 

 

13、直感的な感受能力

第六感を感じ、その直感を重視し信じる事が出来る能力。

 

物事を処理したり決断をする際、直感を重要視します。

第六感とは人間にAIとして装備された五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)以外の魂の直接的な感受能力をいいます。

 

平均値40-60%

 

 

14、人を尊重する能力

すべての人を平等で独立した個人として見、偏見や主観的な批判をせず、お互いの違いを尊重できる能力。

 

目的を持って生まれてきた人は、その目的を果たすために行動を起こしているので、その人に対して干渉したり、主観的に批判したりせずに尊重します。

 

逆に目的を持たずに生まれた人に対しても、そのことについて干渉や批判せずに尊重することが出来ます。

 

子どもに対して「躾」と称し、自分の価値観を押し付ける人がいますが、「躾」とは完全にAIプログラミングです。親は自身のプログラムを使って、子どもを尊重せずにプログラミングしていると言えます。

 

平均値20-50%

 

 

15、複合体のコラボレーション能力

 

複合体(12個の霊体)がスムーズに状況処理および調整出来るコラボ能力。

 

自身の内にある12個の霊体は、慣れ親しみながら体験と学習を繰り返し成長していきます。ある目的を持って行動をした時に霊体の協力体制が必要になり、のコラボレーションが上手く成り立つかの能力が問われます。

 

それは毎日のように繰り返されています。

朝、布団の中で「早く起きなくては!」「もうちょっと寝たい」「今日は仕事休もうか」「すぐに起きるぞ!」といろいろな考えが浮かぶでしょう。それは霊体同士が身体の中でお互いに話し合っている状態なのです。早く起きなければならない目的があったなら、早起きの統一がコラボレーション成功と言えます。

 

逆に意見を統一できず目的を果たせなかった場合は、コラボレーションが失敗したということになります。

 

常にスムーズに統一するためには、心穏やかに自分の内面を見るようにし12個の霊体(潜在意識)たちと話しをすることが大事です。

 

平均値40-70%

 

 

16、情報整理能力

混沌とした情報をクリアに整理出来る能力。

 

情報化社会の中では情報が氾濫し混乱してしまいがちですが、それらをすっきり整理しクリアに考えることが出来ます。

 

例えば、本や雑誌が部屋にあふれ、足の踏み場もない程に乱雑となり、探したい情報をすぐに得られない状態にいるとします。その時に、本棚を用意してそれぞれ分類し、あいうえお順に並べ替えれば、すぐに欲しい情報を見つけられます。

 

そのように意識の中で情報整理できる能力のことをいいます。

 

平均値50-80%

 

 

17、情報フィルタリング能力

膨大な情報をフィルタリングする能力。

 

不要な情報・事柄をフィルタリングし、残りの中から本当に必要なものを見つけます。

フィルタリング能力は、自分自身の理解と目標の理解に基づきます。それらの理解度が増せば、フィルタリング能力も増します。

 

例えば、高校卒業時に大学進学の目標があれば、大学の情報をたくさん集めるでしょう。この時に情報がたくさん集まってしまった場合、混乱を招きます。それら沢山の情報から自分の専攻にあっている学部があるかどうか、通える地域内であるかどうか、学費が支払える可能性があるかどうか、、等、自分に不必要で適さない情報を分別する能力です。

 

また、シンプルな情報であればフィルタリングも容易でありますが、複雑な情報の場合は高いフィルタリング能力が必須です。

 

平均値30-60%

 

【意識強度検測点(2終了】